保険の任意継続について
フリーランスになりたい同僚から質問あり、 保険の任意継続について調べなおしたのでまとめておきます。 私が入っているのがTJKなので、以下情報はTJKベースとなります。
健康保険の任意継続とは
- 会社を辞めた後に会社が加入していた保険組合に加入し続けられる制度
厳密にいえば一度抜けて別契約で入りなおすイメージ - 任意継続できる期間は2年間。追加で継続はできない。
- 保険組合に最低2か月は加入していないと、任意継続できない。
私のように従業員を持たない個人事業主の場合、何もしなければ国民健康保険(いわゆる国保)に加入することになります。
退職したあとも引き続き2年間を限度に「任意継続被保険者」としてTJKに加入することができます。
国民健康保険とどっちがお得?
退職時の給与、退職後に得るであろう収入や家族構成などによりけりですが、
私の場合は任意継続の方がメリットがあると思いました。
1.任意継続の場合、保険料の上限がある
退職時に一定金額以上の給与の場合、本来支払うべき健康保険料よりも安くなります。
保険料の計算には「標準報酬月額」を用いますが、
TJKの場合、標準報酬月額が「25等級・360,000円」以上の場合、保険料が同額になります。
25等級の場合の保険料は 32,040円
25等級までは1等級あたり2,000円弱増えていきます。
2.任意継続の場合、扶養がある
私の場合、配偶者を扶養しているため、1人分の保険料で済んでいます。
国保には扶養がないので、扶養者がいる世帯ではここが一番のメリットかもしれません。
どちらも、ちゃんとした計算式はありますが、
ざっくり任意継続、国保どちらの場合も標準報酬月額の10%前後です。
※TJKの場合 8.90% 国保の場合 9.5%前後
TJKが安くてびっくり。協会けんぽだと9.9%前後。
国保は市区町村によって料率が異なります。
任意継続の場合は保険組合によって料率が異なります。
年齢、扶養の有無や控除の有無で色々と変わってきます。
下記のシミュレータが使いやすく、詳細を見たい場合に見れたりするので便利です。
任意継続の場合
税金・社会保険料・手取り計算シミュレーション(あなたの給料からパッとわかる) | 税金・社会保障教育
上記はサラリーマンとしての保険料の計算なので、
計算結果の保険料を2倍したものが任意継続時の料金と考えてください。
標準報酬月額・・・保険料の計算を簡単にするために給与を50等級に区分けしたもの。
源泉徴収票に記載されている。
手元にない場合は、4~6月の平均給与を下記表にあてはめると出せるかと思います。
口座に振り込まれる額ではなく天引きされる前の額
任意継続するための注意点
- 退職後、20日以内に手続きが必要
- 会社員時代と同額ではない。同じ収入の場合で2倍程度
- 途中で変更ができない
以下のサイトで色々試算されていたので、具体的な例については参考になると思います。
退職後の国保と任意継続どっちがお得?保険料を収入別に比較してみた!