やりたいことが今すぐわかる 逆引きGit入門
はじめに
ここ数年SVNを使っていて、
ここ半年はGitに戻ってきた感じです。
昨今はGUIでやるのが一般的なのかもしれませんが、
昔はコマンドでやっていたので、結構コマンド使います。
ブランチ作成や切り替え、resetはコマンドでやる派です。
addやcommit、fetchはGUI
半々:push、pull
ちなみに、GUIはVS CodeでGit GraphやGit Lens使ってます。
久しぶりのGitということもあり、おさらいがてら本を借りてみました。
概要
GitコマンドとGUIのSourcetree両方による操作を併記してあるので、
Sourcetreeユーザは画面操作とコマンドが紐づけられてよい感じ。
後半にGitHub操作が少し出てきますが、
基本はローカルで行うGit操作について書かれています。
目次のタイトルが特徴的で
* [どーする?]うっかりマージしていないブランチを消しちゃったんだけど、助かる方法ありますか?
* [どーする?]あ、ブランチを切る前にコミットしちゃった!
* [どーする?]ちょっと待って、このコード誰が書いたの?
など、ありがちなシチュエーションでまとまっているので、
困ったときにやりたいことが見つけやすいかもしれない。
本文も比較的ライトな文体で書かれてあり、 個人的にはそこまで逆引き感は感じずに、最初から通し読みができました。
使ってみたいコマンド
個人的に使ったことがなく、resetなど他のコマンドや手作業で代用していたので使ってみたい。
直前のコミットを修正・コミットログの修正
git commit --amend -m 'メッセージ'
いつ修正が入ったか調べる
git blame ファイル名 git blame -L 開始行,終了行 ファイル名
ファイルの一部のみコミット
git add -p ファイル名
作業中に別の修正を実施する
git stash # Stash状態を確認できる git stash list # Stashから元に戻す git stash pop stash@{2} # Stashの削除 git stash drop stash@{1} # Stashから戻す際にStashを削除せずに戻す git stash apply stash@{0}
さいごに
本の対象者が「Gitに興味のある人なら誰でも」とあるのですが、
Git使ったことある人でないと逆引きしないだろうなぁ、とか
Git入門と言いつつ、コミットの削除方法や、強制プッシュなどの危険なコマンドも同じ並びで語られている、とか
入門書としてはちょっと使いづらい印象でした。
Git触り始めの方にはいい書籍だと思います。
また、豆知識の内容が結構コアで、
.gitディレクトリの中身についてや、Gitのガベージコレクションなど、
Gitがどんな仕組みで動いているのかという面では読む価値ありだと思います。